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【過去のNotes】 2010年:12月 2011年:01月 03-04月 05-06月 07-08月 09-10月 2011/08/04 - [豪雨の法則] ・仕事を切り上げた途端に夕立はやってくる。早上がりだろうが、残業していようが。 ・用意している傘の大きさと風雨の強さとは比例し、それはちょうど傘を役立たずにするのに十分なだけの強さである。 ・道路の交通量と水溜りの深さは比例する。水しぶきを飛ばさないよう慎重な運転をするドライバーの存在比率は、これらに反比例する。 ・雷が落ちたとき、おびえて抱きついてくる女性が近くにいることは極めてまれである。おびえて飛びかかってくる野良猫が近くにいることはしばしばある。 ・雨が小降りになるのは最寄の駅にたどり着いた後であり、歩いた距離にかかわらずびしょ濡れになっていることが必要条件とされる。 ・豪雨の雲の移動方向と速度は、自宅へ帰る電車に等しい。 ・大雨で電車が止まると、豪雨の雲も同調して待機する傾向にある。 ・タクシー乗り場の行列の長さ、バスのダイヤの乱れ、降水確率の高さは驚くほどの一致を見せる。 ・スーツがクリーニングから帰ってきた直後には、夕立がやってくる確率が割り増しされる。 ・出しっぱなしの洗濯物や開けたままの窓を発見するのは、自宅にたどり着いて一息ついた直後であることが多い。 ・靴を乾かしておくのを忘れたことに気づくのは、必ず、翌朝のことである。 2011/07/22 - [リヴァイアサンの蒲焼き] 夏土用の丑の日、珍しく世間に乗ってみようと思い、ちょっと有名な店でうな丼を食べました。正確には、当日は混むので一日早く行きました。 出てきたのは、うなぎ:ごはんの量が1:9という……えっとなに? 白米のウナギ添え? うなぎられた! テーブルの上に山椒があったことには、食べ終わってから気づきました。またうなぎられた! 今年は二の丑もあるという。8/2かな? リベンジか。だがどうやって……。 夏といえば一ノ関ビアフェス。 夏っぽいお菓子を作って持っていこうと思うんですけど、何がいいでしょうね。 水まんじゅうとかですかね。でも暑い中で保つのかな。 去年はまったく夏らしくなくミルフィーユ作ったけど……。 数ヶ月前の日記で触れた、Scott Westerfeldの「Leviathan」というジュブナイルSF小説が日本語訳されることになったようです。面白い作品なので嬉しいことです。Barking嬉しいです。 勝手に日本語訳しちゃったけどね……。 あとは、こんな雰囲気に合ったイラストが差し替えられたりしないことを祈る。 2011/07/07 - [Turn About] タナバタです。Turn Aboutです。回れ右です。ちょうど1年もだいたい折り返し地点です。 冗談はさておき、<Others>に『A Tale of Mr. Portsmith』をアップしました。 その昔、投稿小説サイト「ブランバー」に投稿したものです。 短いし七夕には関係のない、まあ、冗談みたいなお話です(冗談はさておき、ではなかったのか)。 お暇ならどうぞ。 七夕といえば、私の地元では旧暦あわせで8月に行うもので、子供たちが主役の行事でした。 当時は当然のように楽しんでいたのですが、今にして思うとその、いろいろ混じり合ったなかなか恐ろしい民間風俗だった気がします。 まず8月5日、近所の竹やぶで手頃な竹をとってきて、笹の葉はほとんど落とし、枝だけにします。 そこに5色の短冊を飾る。ただし、なにも書いていないものを大量に。願い事? ああなんかちょっと書いた気もしますけど……99%はただの色紙でした。 翌8月6日、その竹飾りをかついだ子供たちが集まって町中を練り歩きます。意味はよく分かりませんが、いろいろとかけ声を上げながら。 で、道祖神があるようなところ、神社、寺、橋、川沿いなどにたどり着くと立ち止まり。 「南無帰命頂礼・散華散華・六根清浄・大山大師・不動尊・大天狗・小天狗……」などと節つきの念仏を唱えながら、竹飾りを地面に叩きつけ、短冊をバシバシ落とします。 ひととおり町内を巡り終えるころには、竹飾りに短冊はほとんど残っていません。これをひとつに集めて縄でぐるぐる巻きにし、担ぐための横棒を差し込み……龍を模した御輿をつくります。 子供たちは夜にまた集まり、今度はこの御輿をかついで、町内を回ります。 翌8月7日早朝、この御輿を海までかついでいき……そのまま沖合までかついでいって、流してしまいます。地元の子供はこの行事で泳ぎを覚えます。 台風の影響でお盆の後に浜辺までまた流れ着くことが多いのですが、この残骸の竹から筆を造ると字がうまくなる、と言われています。 そんなわけで、『七夕』というと織女と牽牛のロマンチックな昔話でなく、海が近い農村で日照りと疫病除けのために行われていたこんな行事を思い出し、ものすごく暑苦しい気分になるのです。 #
by m_ot_i
| 2011-09-12 19:08
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